
KINDWARE本店
エントランスから一歩足を踏み入れれば、20世紀初期のロンドンへ
KINDWARE本店は、東京・南青山の閑静な住宅街に佇む、宮内庁御用達128年の老舗テーラーが手掛ける「オーダースーツの聖地」です。1900年代初頭のロンドン邸宅を再現した空間で、本格的なブリティッシュスタイルを体感できます。
エントランスから一歩入ると、そこは20世紀初頭のロンドンへ

志の高いジェントルマンが集う、20世紀初頭のロンドンの邸宅1室をイメージ

個性あるディティールを持った家具や調度を選定

テーラーがテーラーとして最高の仕事ができて、お客様が最も輝く空間を演出

テーラーにとって、最も大切な3つの要素である生地、裁断台、そしてフィッティングルームを部屋の上座に据えて、その用途の最善を実現する事を目指しました。
それにふさわしい作業環境、商談環境、居住環境を作るために、レイアウトや、詳細の寸法などを何度もテーラー達と話し合い、組み上げました。裁断台は、2.5mの大型のテーブルをオーダーメイドで新設しています。それは、テーラーの作業のほとんどがこのテーブルの周りで行われるからで、このテーブルは最高のステージのように店内で最も重要な位置に置かれています。
フィッティングルームは、もう一つの重要なステージです。ここでは、テーラー自身だけでなく、お客様自身が最も誇らしく思っていただける空間でなければなりません。常に部屋の一部でありながら、カーテンによって完全な個室として独立出来る。そしてその部屋は、十分な広さと、上質な空間となるように意図しています。
最後の大切な仕掛けは、「テーラー自身を最も格好よく見せる」ということです。テーラーは、スーツのプロであり、品位と知識でお客様をアップグレードしてくれる存在です。お客様は自分にとって最適な判断をするために、テーラーの意見を聞き、そして信じて多くの部分を託します。テーラー自身が格好よく見えること、尊敬できる存在であることは、お客様にとって大切な事だと信じています。テーラーの立ち居振る舞いの一つ一つが洗練された動作にみえるように、決して目に見えない様々な寸法や、ディティールに注意して設計。
デザイナー:津田正幸氏
日本で家具のデザインを学んだあと、アメリカに留学。フランク・ロイド・ライトを師事するタリアセンで建築を学び、続いてニューヨークに渡り、プラット・インスティテュートでインテリアデザインの修士号取得。その後ニューヨークに自らの名を冠すオフィスを持ち、14年にわたり、住宅や商業施設の設計と施工の経験を積み重ねる。帰国後は、有名ブランドの店舗やサロンの設計、開発にも携わる。